働く意義、肌で学ぶ 那覇中4人、フェリーとかしきで乗員体験


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那覇中学校から初の「フェリーとかしき」での社会体験学習を行った(左から)新城琳央君、友利吏輝君、比嘉正資君、新城伊雲君=6月26日、渡嘉敷港

 【渡嘉敷】那覇―渡嘉敷間を結ぶ渡嘉敷村営旅客船「フェリーとかしき」(499トン、定員450人)に那覇中学校2年生4人が社会体験学習として6月25日~27日までの3日間乗船した。

 4人は、那覇中から近い泊港には以前からよく訪れており、渡嘉敷航路新造船での初の就業体験を希望したという。
 新城伊雲君、友利吏輝君、比嘉正資君、新城琳央君の4人は、“小さな船員”としてフェリー旅客乗務員のアドバイスを受けながら荷物の仕分け、積み込み、船内巡視、清掃など、不慣れな仕事をてきぱきとこなし、働くことの充実感や厳しさを体感した。
 新城伊雲君は「乗り物が好きで、乗務員の仕事に興味があった。フェリーは思ったより揺れたが楽しかった」と満足げ。友利君は「初めて渡嘉敷島に行くことができ、良い体験ができたので今後に生かしたい」と話した。(米田英明通信員)