飯田産業が沖縄進出 不動産大手営業所開設、木造住宅の販売展開


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 不動産分譲大手の飯田産業(東京都、兼井雅史社長)はこのほど、同社初の沖縄営業所を開設した。同社は建て売り住宅の分譲事業などを全国で展開しており、人口増が続く沖縄で、安価で高品質の戸建て住宅やマンションなどの販売を計画している。今後、建て売り住宅やマンションのほか、不動産事業全般を県内で展開する予定。

 同社の住宅は、木造で独自のパネル工法を用いており、高い耐震性のほか台風に耐えられる強度が特徴。飯田産業グループは年間で約3万5千棟の住宅を造っており、大量生産することでコストダウンを図り、安価な住宅提供を可能とした。沖縄進出にあたり、塩害やシロアリ対策も施した。
 沖縄営業所は6月20日に開設した。小林貴行所長は「沖縄の方にも台風や地震対策に優れた木造住宅の良さを体感してほしい。施行などの作業では、多くの県内企業の協力を得ながら、県の雇用促進に協力していきたい」と話した。
(佐々木健)