「ジーマーミ」人気 ホクガン関東圏出荷6.7倍


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ホクガンのジーマーミとうふ売上高の推移

 食品を製造・販売するホクガン(那覇市、上原武市社長)の「ジーマーミとうふ」の売上高が好調に推移している。2011年に栃木県日光市で製造を始め、13年までの3年間で、関東圏への出荷額が6・7倍の約4千万円と大幅に伸びた。

さらに、14年度4~5月までは前年同期比2・5倍と順調に推移し、本年度5~6千万円に達する見込み。
 増加の背景にはジーマーミ豆腐の県外認知度の向上や、「沖縄スイーツ」として売り出した同社の販売戦略が功を奏したとみられる。
 現在、同社のジーマーミとうふは砂糖醤油(しょうゆ)たれと黒糖シロップの2種類だが、今後フルーツ味の開発にも取り組む。
 「ジーマーミとうふ」は日本の名水100選の日光の水を使用し、もちもち感が特色という。独自の味わいを出すため、落花生の搾り汁に調味酒として県産泡盛を調合している。「ジーマーミとうふ砂糖醤油たれ付」は食品・酒類の国際品評会2014年モンドセレクションで金賞を初受賞した。
 上原満常務は「現在関東圏のスーパーなど約1600店舗でホクガンのジーマーミとうふを取り扱っている」と説明し、「今後沖縄スイーツとしての展開を強化し、味のバリエーションを増やすなど顧客を確保していきたい」と話した。