【台風8号】道路冠水、土砂崩れが多発


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 台風8号の最接近から一夜空けた9日午前、未明から降り続いた大雨の影響で、県内各地では河川の氾濫や、道路冠水、土砂崩れなど被害が多発している。同日午前9時30分現在、県内21カ所で交通規制が行われている。

 嘉手納町では、同町を流れる比謝川が氾濫するなどした影響で、町内に通じる国道58号と県道74号が冠水し、全面通行止めになった。一時、町内へ車両での出入りができない状態になった。また、名護市屋部では膝上の高さまで道路が冠水するなど、市内各地で冠水被害が続出している。
 土砂崩れも多発している。9日午前9時30分ごろ、恩納村名嘉真で土砂崩れが発生し、男性が腰を打撲するなどの軽傷を負い、名護市内の病院に搬送された。北中城村屋宜原で、国道330号近くの村道で土砂崩れが発生。電柱をなぎ倒し道路を完全にふさいだ。現在、同村道は通行止めになっている。【琉球新報電子版】