離島の生活、児童ら体感 久辺小、津堅で宿泊研修


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
津堅島の特産品を使った料理体験などをする名護市立久辺小学校の児童ら=18日、うるま市勝連津堅

 【津堅島=うるま】名護市立久辺小学校5年1組25人がうるま市勝連の津堅島で6月18日~20日まで、宿泊研修をした。

本島と離島との交流促進による地域活性化を目的とした県離島体験交流促進事業の一環。島内を散策したり、貝細工や石ころアート体験をしたりで交流を深めた。
 児童らは初日は津堅島を散策、島の特産品を使った料理体験や夕食交流会をした。2日目は津堅小中学校でスポーツ交流、島ぞうり作り体験などに取り組んだ。また平和学習として島の高齢者から戦争体験談を聞いた。
 児童らは「慰霊碑にささげてください」と安里春子さん(91)に千羽鶴を託し、安里さんから手作りのお守りが全員に贈られた。
 最終日に児童らが津堅港から島を離れる時には、船が港内を旋回するなどして別れを惜しんだ。船が岸を離れると「もっと島にいたかった」と涙を流す児童もいた。(東松根信子通信員)