きょうマンゴーの日 昨年より大ぶり傾向


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沖縄三越の入り口横で行われたマンゴーの試食販売=14日、那覇市の国際通り

 贈答用ギフトとして人気の県産マンゴーは今が旬だ。県内百貨店は、お中元時期を前に県産マンゴーを売り込んでいる。ことしのマンゴーは平年より大ぶりだという。沖縄三越入り口横の販売ブースでは、マンゴーの試食販売を実施している。

マンゴーを買い求める観光客などが足を止めた。15日は「マンゴーの日」に当たり、各地でイベントが行われる。
 沖縄三越は、6月からマンゴーとパインの試食販売を入り口横のブースで実施。来店客の約7割が観光客で、土日になると盛況だという。人気商品は5個入り2800円の県産マンゴー商品で、手頃な価格が人気を集めている。同店舗は、スナックパインも取り扱っているが販売担当者は「今が旬のマンゴーが売れている。県外への贈答用として買い求める人が多い」と笑顔で話した。
 JAおきなわの山城隆則青果部長はことしのマンゴーの特徴について「開花状況も良く、天候に恵まれた。昨年のマンゴーよりも大ぶり傾向にある」と説明した。
 県は、2014年産県内マンゴー生産量を平年並みの1647トンと見込んでいる(6月時点)。地区別で見ると、本島地域は未受精果が見られたことから、平年の約8割程度の生産量にとどまった。宮古・八重山地域は、未受精果が見られたものの、収穫面積の増加で平年の約1・5~1・9倍の生産量を見込んでいる。県の担当者は「農家の対策のおかげで、台風8号による生産量の大幅な下落はなさそうだ」と安堵(あんど)した。台風8号による被害報告によると、マンゴーを含む果樹被害は宮古が16トン、八重山が9トンだった。
 15日の「マンゴーの日」は、JAおきなわファーマーズマーケットで販売促進を図りイベントを予定している。JAおきなわ食菜館「菜々色畑」で午前10時から「マンゴーの日」セレモニーを実施する。マンゴー即売会やアトラクションなどを用意している。