空気砲実験に大きな歓声 伊江・西小、科学キャラバン招く


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巨大な空気砲から放たれた空気に触れようとする児童=伊江村立西小学校体育館

 【伊江】伊江村立西小学校は4、5の両日、沖縄サイエンスキャラバンの委託を受けている沖縄こどもの国を伊江島を招いた。4日は3年生、5日には2年生が、同校体育館で親子レクを行い「空気」をテーマに、実験ショーや工作の指導を受けた。同事業の離島開催は初めて。

 実験ショーでは、3人のキャラバン隊員が、風船などを使って空気を集めたり、動かしたり、目で見て楽しめる実験をした。
 段ボールで作られた巨大な空気砲の実験では、中に白い煙を入れて、空気がぐるぐる回る様子を観察。宙を渦巻く空気を見た参加者から大歓声が上がった。
 大きなビニール製の袋を膨らませたエアードームには、親子でわくわくしながら入り、人が吐く息(二酸化炭素)でドームが保たれたことを体感した。
 同校2年生の新垣颯大君は「ドームはお化け屋敷みたいで楽しかった」と話した。
 キャラバンを招いた棚原理子さんは「感動と喜びがいっぱいだった。親子で会話を弾ませ、アイデアを出し合いながら作った工作は楽しかった」と話した。
(中川廣江通信員)