名護にカジノ検討 USJ、調査団現地入り


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 名護市のネオパークオキナワで新テーマパークの整備を検討しているユー・エス・ジェイ(USJ、大阪市)は、新テーマパークと併せてカジノを含む統合型リゾート(IR)の整備も計画していることが17日までに分かった。

関係者が明らかにした。テーマパーク予定地の敷地には制限があるため、名護市内で設置場所を検討するとみられる。
 一方、沖縄進出の検討でUSJの調査チームが16日から名護市入りした。テーマパークの在り方などについて関係者と調整を進めた模様だ。
 USJ広報室は、新テーマパークとIRを一緒に整備することについては「まだ何とも言えない。一緒に整備するか別にするか、どこにどんな形になるのかは、オープンしたばかりのハリーポッターエリアの状況を見て、どこまでできるか算段しないといけない」と話した。沖縄の現地視察については「何とも申し上げられない」と述べるにとどめた。
 カジノを併設したテーマパークは、既にユニバーサルスタジオがシンガポールに開業したユニバーサル・スタジオ・シンガポールで展開している。名護市のテーマパークは、映画と連動した大阪市の施設とは違い、もともとある自然を生かしたテーマパークとする方向で検討している。
 USJメンバーの名護市入りは今回が初めてではなく、既に複数回訪れ、ネオパークも視察している。
 IRについては国会で関連法が継続審議されており、法案成立後に政府の候補地選定を受けて整備を進める。(滝本匠)