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ウージ染め全国へ 京都のデザイナー・石橋さん

 【豊見城】ウージ染めの魅力を全国に広めたい―。洋服のオーダーメードやリメークを手掛ける京都在住のデザイナー石橋由美子さん(44)は豊見城市の特産品ウージ(サトウキビ)染めに魅せられ、市ウージ染め協同組合の全面的な協力を得て、商品作りに取り組んでいる。

 大学生のころ、友人の妹がウージ染めに携わっていたことが興味を持つきっかけとなった。「沖縄のどこにでもキビ畑があり、想像と違う染めの色に驚いた」と振り返る。
 石橋さんは自身のネットショップ「Mint Julep」で販売やデザインを担当する。「ウージ染めの涼しげなイメージが好き。大人の女性が気軽に身に着けられるものをデザインしたい」と語る。
 ウージ染めを生かした商品として、テーブル掛けやかりゆしウエアが定番として認知されてきている。だが、石橋さんが手掛けるのはカジュアルなスカートなど、女性が普段の生活の中で着こなすファッションアイテムだ。伝統や工芸といった従来のイメージや客層からは離れている。
 同組合の垣花悦子理事長は「ウージ染め自体が新しい工芸。新しいスタイルで協力し合いながら商品を作り、県外発信のチャンスになる。石橋さんの熱意が他のメンバーにも伝わった」と提案を前向きに受け止めた。
 織りと編みを担当する伊禮江梨子さん(43)は「新しい分野で未経験のことばかりだが、ありがたい提案だった。互いに意見を出し合いながらいい商品を作っていきたい」と意気込む。
 染めは奥濱一子(いちこ)さん(40)、高江州晃子さん(35)が担当する。
 商品は、スカート(1万1千円)、ゴム付きヘアバンドのカチューム(5千円)、ベルト(7千円)などで、注文してから納品まで1カ月ほどかかる。
 問い合わせは石橋さん(電話)090(3614)8109。

※注:高江州晃子さんの「高」は旧漢字
英文へ→Designer Ishibashi working to promote Okinawan traditional Uji-dyeing


ウージ染めを取り入れた商品作りに意気込む石橋由美子さん(左から2人目)、ウージ染め協同組合の垣花悦子理事長(中央)ら=10日、豊見城市豊崎のてぃぐま館

ウージ染めのカチュームとベルト


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