宮古島市、来月まで焼却炉停止 有害物質排出か


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 【宮古島】宮古島市は市平良のクリーンセンターが、ろ過式集じん機(バグフィルター)の不具合で、粉じんをろ過する時に使う消石灰と共に、燃焼した時に発生したダイオキシンなど微量の有害物質が周辺に飛散した可能性があるとして、18日から焼却炉の運転を止めた。

8月10日ごろまでの予定だ。焼却場が長期にわたり止まるのは異例で、市は市民にごみ排出の抑制を呼び掛けている。
 フィルターの不具合は6月上旬ごろ発生した。市は故障発覚後、県外のメーカーにフィルターを発注したが、通常に戻るのは8月中旬になる。
 市は停止している間も可燃ごみの回収は続け、市平良狩俣の「野田最終処分場」に仮置きするとした。約1千トンに上る見込みだ。