県学校農業クラブ大会 北農、2部門最優秀 特産品を有効活用


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
環境部門で最優秀賞となった生徒3人(左)と文化・生活部門で最優秀となった生徒8人=16日、名護市の県立北部農林高校

 【名護】2日に名護市民会館などで開かれた第62回県学校農業クラブ連盟大会で、県立北部農林高校の2グループがプロジェクト発表会の2部門で最優秀賞に輝いた。2グループは8月に佐賀県で行われる九州大会での健闘を誓い、10月に沖縄で開かれる全国大会への出場を目標に掲げた。

 食品科学科の原田沙羅さん(3年)、仲宗根葵さん(同)、謝花なつ乃さん(2年)の3人がカーブチーの残りかすを有効利用し、カビの分解力でアロマオイルを抽出したプロジェクトを発表し、環境部門で最優秀賞となった。原田さんは「積み重ねてきたのが評価されてうれしい。沖縄大会を目指したい」と意欲を見せた。
 食品科学科の仲宗根夏希さん(3年)、重佳菜さん(同)はアグーのラードを使ったちんすこうの復元と普及について発表し文化・生活部門で最優秀賞となった。食品科学科の比嘉梓さん(3年)、宮城貴織さん(同)、比嘉敬人さん(2年)、渡嘉敷有太さん(同)、熱帯農業科の比嘉優一さん(2年)、比嘉駿一さん(同)も補助として尽力した。仲宗根さんは「周りの支えでここまで来られた。代表として頑張りたい」と笑顔で語った。