貿易拡大が成長促進、G20閉幕 円滑化措置に懸念も


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 【シドニー共同】日米欧に新興国を加えた20カ国・地域(G20)貿易相会合は19日午後、閉幕した。出席した茂木敏充経済産業相は会合後に記者会見し、貿易円滑化などを通じて貿易を拡大することが経済成長を促すために重要だという認識で各国が一致したことを明らかにした。

 通関手続きの簡素化を含む貿易の円滑化措置は、世界貿易機関(WTO)が昨年12月、協定に組み込むことで歴史的な合意に至った。貿易相会合で円滑化の着実な実行に向けて前向きなメッセージを発信できるか注目されたが、関係者によると、議論が不十分などとしてインドなどから早期の実行を懸念する声が上がったという。
(共同通信)