6月県内観光客 初の50万人突破 外国人連続9万超


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 県が18日発表した6月の入域観光客数は、前年同月比13・9%増の55万7300人となり、6月としては初めて50万人を突破、6月の過去最高を更新した。2012年10月から21カ月連続で前年を上回った。外国人客数は52・8%増の9万5500人で2カ月連続で9万人を超えた。

 国内客は、格安航空会社(LCC)で40便の減便があったが、沖縄方面全体の座席数は前年度並みを確保し、大きな影響はなかった。外国人客数は、台湾や中国などの航空路線の拡充やクルーズ船の寄港で空・海路客とも好調で、3カ月連続で過去最高となった。
 国内客数は8・3%増の46万1800人。内訳は東京方面が7・1%増の22万100人、関西方面が8・6%増の10万人、福岡方面が6・1%増の5万5700人、名古屋が3・6%増の3万7500人だった。
 外国人客数は台湾が42・6%増の4万1200人、香港が52・7%増の1万3900人、中国本土が2・7倍の1万1800人、韓国が78・1%増の1万1400人―などだった。
 観光客数の好調な推移について県観光政策課は「ボトム期の6月にもかかわらず50万人を超えた。観光地としての沖縄の知名度が浸透し、航空会社の路線拡充などにつながっている」と分析した。
英文へ→Over 500,000 tourists visit Okinawa in June