「元気に、大きく育て」 児童、タマンの稚魚放流


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タマンの稚魚を放流する児童=17日、伊江村大口(ウプグチ)海岸の浮桟橋

 【伊江】伊江村立伊江小学校(山城祐市校長)と西小学校(佐次田誠校長)の6年生43人は17日、伊江港近く、大口(ウプグチ)海岸の浮桟橋でタマンの放流体験をした。離島漁業再生支援事業の一環。

 伊江漁業協同組合の八前隆一組合長が、放流の意味や組合員による海(サンゴ)を守る活動、取り組みの成果などを説明。同組合員が指導に当たった。
 タマンはことし5月、本部町の県栽培漁業センターでふ化した大きさ25ミリの稚魚。児童は、タマンの稚魚に「大きくな~れ」と声を掛けながら約3千匹を放流した。
 伊江小の知念稀珠さんは「自分たちが放流したタマンが元気に育ち、大きくなったタマンを見てみたい」と話し、八前組合長は「大きくなった魚をいっぱい食べてくださいね」と話した。
(中川廣江通信員)