深場もカヌーですいすい 辺土名高、湿地で生物調査


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カヌーを利用して水生生物の調査を行う辺土名高校環境科=大宜味村饒波

 【大宜味】辺土名高校環境科は6月20日、大宜味村饒波の湿地で、カヌーを使い水生生物調査を実施した。水生生物調査は北村崇明教諭ほか3年生4人が参加した。生徒は器用にパドルを使い、普段行くことができない水深の深い所で、水生生物の採集を行った。

 参加した泉川滝輝君は「大保川上流湿地で河川調査をした。シリケンイモリ、ヒメミズカマキリ、メダカなどの生物の採集に成功した」と話した。
 新垣直正さんは「今回はカヌーに乗って水生生物を採集するという貴重な体験をした。大保川では、ヒメミズカマキリやシリケンイモリ、その他ヤゴなど、いろんな虫を採集できた」と感想を述べた。
 徳永陽大さんは「ヤゴやミズスマシ、ヒメミズカマキリなどの昆虫や幼虫が採集できた。また、同じ場所で調査を行いたい」と笑顔を見せた。
 田口惣さんは「ソードテールがたくさん生息していて、外来魚のすみかになってしまっていたので問題だ。辺土名高校環境科ならではの、とても良い体験ができた」と調査の意義を語った。
(増田耕平通信員)