社会

戦没者へ鎮魂の祈り ダバオ慰霊祭

「沖縄の塔」で戦没者の冥福を祈る遺族ら=21日、フィリピンのミンダナオ島ダバオ(沖縄ツーリスト提供)

 「第50回ダバオ慰霊と交流の旅」(主催・県ダバオ会、共催・県、県遺族連合会)の一行約90人は21日、フィリピンのミンダナオ島ダバオ市内の旧日本人ミンタル墓地「沖縄の塔」を訪れ、慰霊祭を行った。太平洋戦争中に亡くなった戦没者の遺族らが参列し、手を合わせて焼香した。

 フィリピンで生まれ育ち、これまで1度も墓参を欠かしたことがないという県ダバオ会の山入端嘉弘会長は「50年の節目を迎え感慨深いものがあると同時に、今後子や孫にどのように継承していくかが課題となっている」と語った。
 県ダバオ会が寄付を募り、同じダバオ市内にある昨年8月に完成した新たな慰霊碑「鎮魂の碑」を含め「平和友好祈念碑・納骨堂」や「戦没者供養の塔」など4カ所で供え物や花束をささげた。
 戦前マニラ麻栽培のため、多くの県系人が移民でフィリピンに渡り、その数は日系人の中でも全国一多いといわれている。戦争の犠牲者も多く、戦火を逃げ惑い、中にはジャングル生活を送った人たちもいる。
 1970年に県が建立した「沖縄の塔」には県関係の軍人、軍属、民間人など約1万700柱がまつられている。一行は26日に帰国する。
英文へ→Davao Memorial Service for the War Dead



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