ユインチホテル、医療観光へ新施設 県内初、17年開業


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 ホテルなどを経営する医療法人のタピックグループ(沖縄市、宮里好一代表)は傘下のユインチホテル南城(南城市)を医療観光の拠点として整備する。同敷地内に別館やリハビリテーション施設、診療所を新設し、2017年4月に開業する予定。

別館は全室海が眺望できる洋室71室で、外国人観光客の長期滞在を狙う。医療施設を併設したホテルは県内で初めて。
 別館は7階建て、延べ床面積は5500平方メートル。本館と連結する橋を設ける。事業費は約10億円。リハビリテーション施設と診療所は1階建てで、延べ床面積は約500平方メートル。医師と看護師が常駐する。
 さらに、25年以降、同敷地内に25階建ての「がんじゅうビル」を建設し、ビル内に海外ブランドのホテルを誘致するほか、医療関係学校や病院、住宅などを集積させる構想もある。宮里代表は「外国人観光客の誘致を積極的に図り、南城市の健康拠点として発展させたい」と話した。(呉俐君)
英文へ→Yuinchi Hotel Nanjo aims to be first medical tourist facility