歴史感じ健康増進 40人、3キロ歩き汗流す


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首里の街並みを楽しみながら歩くウオーキング参加者=27日、那覇市首里金城町

 市民の健康・体力づくり運動の一環で、ウオーキング教室(主催・那覇市健康ウオーキング推進事業実行委員会、首里金城町自治会、同町子ども会育成会)が27日、那覇市首里金城町で開かれた。住民ら約40人が参加し、玉陵周辺約3キロを歩いて汗を流した。

参加者は「街並みを楽しむことができたし、体を動かしたことですっきりした」と笑顔を見せた。
 参加者は歩く前に市首里金城町の日本民芸館跡広場で、体操やストレッチを行った。健康運動指導士の高良順子さん(61)の指導を通し、つまずきを予防する歩き方などを学んだ。
 久高将光副市長は「県内の男女とも平均寿命が大幅に落ち込んでいる。食べる量を減らし、運動する量を増やして健康増進にお互い頑張っていこう」と呼び掛けた。
 林稔彌(としや)自治会長は「首里金城町は高齢者が多い。これを第一歩としてウオーキングサークルを作るなど取り組みを進めたい」とあいさつし、10月19日に沖縄セルラースタジアム那覇をメーン会場に開かれる「ヒヤミカチなはウオーク」の参加も呼び掛けた。
 参加者はその後、街並みや会話を楽しみながら玉陵の周辺を歩いた。城西小1年の長男春煕(しゅんき)君(6)と一緒に歩いた崎原正志さん(33)=市繁多川=は「最近は仕事が忙しく、歩く時間が取れなかったので久々に歩けて気分がすっきりした。次はもう少しペースを落として首里の歴史が感じられる場所などをじっくり楽しんでもいいかなと思った」と話した。