エーデルワイス新会社 9月設立、オキコと共同出資


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 洋菓子メーカー全国大手のエーデルワイス(神戸市、比屋根祥行社長)は9月1日にオキコ(西原町、仲田龍男社長)と新会社「エーデルワイス沖縄」を設立する。2015年春にも那覇市周辺で菓子・パンの工場見学や、飲食できるカフェなど生産と販売機能を備えたモデル店舗を新設する方針。投資額は約5億円の見通し。

 「エーデルワイス沖縄」は本社をオキコ子会社のオキコストア内(西原町)に置く。出資金は1千万円で、エーデルワイスとオキコがそれぞれ50%を出資する。社長にオキコの仲田社長、会長にエーデルワイスの比屋根毅会長が就く。従業員はエーデルワイスの技術指導者や現地雇用を含めて50人体制でスタートする。「エーデルワイス」をブランドに県産素材を使った菓子や土産品を製造していく。さらに、オキコストアがスーパーで展開する「洋菓子のトレビアン」への技術指導も含めて提携していく。
 オキコの銘苅敏明取締役は「エーデルワイスとの新会社設立で、沖縄の洋菓子の技術向上を図るとともに、働く人にも夢を与えて雇用も広げていきたい」と話し、今後の展開について「全日本空輸の貨物ハブを活用し、アジア展開もしていきたい」と強調した。