センター長に緒方氏 東アジア共同体研究所


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緒方修沖縄大客員教授

 鳩山由紀夫元首相が理事長を務める東アジア共同体研究所の琉球・沖縄センター(那覇市)のセンター長に緒方修沖縄大客員教授がこのほど就任した。緒方氏は「11月の県知事選では埋め立て反対の立場で、できることをやる。鳩山氏も沖縄の味方をしてくれている」と抱負を語っている。

 9月18日に那覇市で県内の学者や文化人らによる米海兵隊の駐留をテーマにした討論会を行う予定。5月のシンポジウムをまとめた小冊子も近く出版する。
 米軍普天間飛行場の県内移設断念などを目的に活動する「島ぐるみ会議」や、日米外交の政策提言を行うシンクタンク「新外交イニシアティブ(ND)」など外部との連携も進める。ケネディ駐日米大使に辺野古の貴重な自然について訴える行動も計画している。
 緒方氏は6月24日の評議委員会でセンター長に選ばれた。「民間レベルから東アジアでの衝突をなくす努力をしていきたい」と話した。