【南城】8月1、2の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われる「ソーラーカーレース鈴鹿2014」に、南城市立大里中学校の技術部部員12人が「チーム沖縄」の一員として初出場する。中学生を含むチームは「チーム沖縄」のみ。レースでは80キログラムの蓄電池を載せた車体が全長5・807キロメートルのコースを4時間走り、その周回数を競う。
「チーム沖縄」には同中技術部に加え、研究者や民間企業なども参加。部員たちは車体制作と整備などを担当する。
ソーラーカー制作に一部必要な高校レベルの物理の知識も自習しているという部員たち。部長の玉城由也君(15)=3年=は「粘り強さは他のチームに負けない。大学生や年上のチームを追い抜きたい」と語る。
玉城匡人君(13)=2年=は「何もないところから形が生まれることに、やりがいを感じる。落ち着いて本番に臨みたい」と意気込んだ。指導に当たる飯塚悟教諭は「高望みではなく、自分たちがやってきたことを最大限で出せれば」と話した。