旧盆用バナナ、パイン 407トン出荷準備 那覇青果


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
旧盆用に輸入したバナナを紹介する那覇青果物卸商事業協同組合の長松九一郎事業第一部長=2日、那覇市港町

 那覇青果物卸商事業協同組合(那覇市、平山禎陸理事長)は2日、旧盆入りを前にフィリピンから専用船で直接輸入したお供え物用のバナナとパイナップル計407トンの出荷準備を開始した。検疫や通関手続きなどを終えたバナナなどは、4日から県内の量販店や八百屋で販売する。

 組合によると旧盆前はバナナの売り上げは通常の約2・3倍、パインが約5・6倍になるという。
 7月上旬に襲来した台風8号で県産のバナナやパインが被害を受けた影響もあり、注文数は昨年より約15%増加し、青物バナナ214トン、パイン179トン、島バナナに似た品種のモンキーバナナ14トンを輸入した。そのほか、オレンジやグレープフルーツなど計176トンも取りそろえる。
 フィリピンから7月29日に出港した専用船は、2日早朝に那覇港の国際コンテナターミナルに入港した。
 同協同組合の長松九一郎事業第一部長は「無事に出荷でき、ほっとした」と笑顔で話した。