【北谷】普天間高校2年生の座喜味紗菜さん=北谷町桑江=がプロダンス界の登竜門ともいわれる米国にダンス留学する。世界的に名をはせるスタジオ「ミレニアム ダンス コンプレックス」(通称・ミレニアム)に派遣されることになり、併せてロサンゼルスで舞台に立つ。「選び抜かれたメンバーでぶちかましてきたい」と、米国デビューに向け気を吐く。
小学校4年生からダンスを始め、すぐに頭角を現した。国内のダンス界で知れ渡るダンスユニット「チュロス」のメンバーとして活躍している。今回は日本法人のミレニアムが主催したインターナショナル・ティーンダンサー育成コースに合格し米国への派遣が決まった。
沖縄で特別に開催されたキッズダンサープログラムは4、5月に実施され、35人が応募した。同プログラムを受講して厳選された座喜味さんを含む2人に合格通知が届いたという。「レベルも高く、習ったこともないジャンルもあった。合格と聞いた時は声が出ないくらいうれしかった」と話す。
11日からの米国派遣を前に7月28日、北谷町内で有志による壮行会も開催され、未来の逸材にエールが送られた。
座喜味さんは「将来もダンスに関わる仕事に就きたいと考えている。米国のダンスから新しいジャンルを身に着けて、自分のものにしてきたい」と話す。母親のあさみさんは「機会に恵まれ、本人にとっても勉強になるのでは」と期待を込めた。