協働、子どもも共感 「大使」育成教室に29人


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サマースクールで学んだことをまとめる児童=7月30日、那覇市の市ぶんかテンブス館3階ギャラリー

 子どもたちに那覇市のことを学んでもらう「こども協働大使になろう2014サマースク-ル」(市NPO活動支援センター主催)が7月22日~30日まで市内で開催された。

市内の小学生29人が参加し、期間中、那覇市役所を見学したり、普段の生活の中で出たごみがどう処理されているのかなどを学んだ。参加した子どもたちは「サマースクールで学んだことを家族や友達に伝えて広げたい」と目を輝かせた。
 児童はサマースクールで応急手当の方法について学んだり、那覇の魅力を再発見するために那覇の街並みを撮影したり、観光について学んだりした。
 最終日の7月30日には市ぶんかテンブス館3階ギャラリーで、サマースクールで学んだことをまとめた。
 若狭小5年の山里莉子(りこ)さん(11)は「今までAED(自動体外式除細動器)を使ったことがなかったので学べてよかった。友達や家族にもAEDの使い方の注意点を伝えたい」と話し、充実した表情を見せた。
 那覇市協働によるまちづくり推進協議会の与儀弘子副会長が参加した児童に修了書を手渡した。与儀副会長は「『協働による街づくり』という言葉は難しいけれど、生ごみを絞ってごみの量を減らすことや地域の大人におはようと声を掛けることも協働の仕事だ。皆さんにできることはたくさんある。今回学んだことを参考にしながら頑張ってほしい」と激励した。