滑稽芝居に会場爆笑 沖縄市で「玉城家の酒じょーぐー」


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使用人の滑稽な演技が会場を沸かせた「玉城家の酒じょーぐー」=7月27日、沖縄市のセンター公民館

 「玉城家の酒じょーぐー~狂言 附子(ぶす)・棒縛より~」(エーシーオー沖縄主催)が7月27日、沖縄市のセンター公民館であった。2014国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわの一環。狂言「附子」などを基にしたやまとぐち、うちなーぐち交じりの演劇で笑いを誘った。

 家のあるじ(当銘良亮)は使用人のタラー(天願雄一)、サンダー(玉城匠)、カミジャー(高宮城実人)に手を焼いている。ある日、出掛けることになったあるじは、留守中に大切な酒を飲まれまいと3人に「毒だから飲まぬように」と告げる。
 あることをきっかけに使用人は「毒」が酒だと知り、酔いつぶれる。家に戻ったあるじは酒がほとんど残っていないことを知り、怒り悲しむ-といった内容。
 酒を飲んでほろ酔いになる、どこか憎めない3人の使用人に観客から大きな笑い声が起こった。あるじとの息の合った滑稽な演技も舞台を沸かせた。