渋滞、津波対策は? 与那原町子ども議会、熱心に質問


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交通や災害対策などの質問を投げ掛ける与那原中学校の生徒ら=7月30日、与那原町議会

 【与那原】2年に1度開かれる第4回与那原町子ども議会が7月30日、同町議会議場で開かれた。与那原中学校の2、3年生計17人が議員となり、交通や災害対策、学校の施設整備などに関する「大人顔負け」の質問を投げ掛けた。古堅國雄町長をはじめ各課長らが実際の町議会さながらに答弁した。

 前半の議長は同中3年の奥原さや香さん、後半は秀島璃美さんが務めた。一般質問では「与那原交差点の渋滞への対策は」「東日本大震災のような地震が起き、大津波が来たときの対策は」など、中学生たちが日常生活で感じる身近な疑問を町長や課長らに質問した。
 また、「1日30分は集中して勉強する」「勉強と部活の目標を立てる」「8時までになるべく歩いて登校する」など五つの条文を掲げる「与那原中学校文武両道宣言決議」を全会一致で可決した。奥原さんは「議会に興味があったので、体験できてうれしい。今後も町の未来や町のため、一人一人ができることを考え行動したい」と話した。