八重山で集団結核


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 県健康長寿課は6日、八重山保健所管内で結核の集団感染が発生し、7月24日現在で発病者1人、感染者16人を確認したと発表した。同課によると6日現在、発病者は通院治療しており、感染者のうち13人は予防のため薬を投与されている。残りの3人は主治医と対応を相談中だという。

 2013年の県内結核新規患者数は251人。集団感染は3件発生した。14年1月から8月6日までに129人の新規患者が発生した。同課は「2週間以上せきやたんが続いたら、早めに医療機関を受診してほしい」と注意を呼び掛けている。
 感染源となった男性は他疾患で入院中の13年10月、胸部レントゲンで異常陰影が確認されていた。精密検査を促されていたが受診しておらず、ことし2月に肺結核と診断された。