島ぞうりデザインコンテスト 松嶋さんが最高賞


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グランプリを受賞した松嶋玲奈さん(左)、準グランプリの與那嶺莉凪さん(中央)、喜屋武沙枝さん=7月30日、北谷町美浜の沖縄げんぺい

 【北谷】県立芸大デザイン専攻の学生と、沖縄げんぺいを展開する琉球ファクトリー(北谷町美浜、山城忠代表)がコラボした第3回島ぞうりコンテストの結果が7月30日までに決まった。

芸大大学院1年の松嶋玲奈さんのタイトル「ジンベイザメ」がグランプリとなった。準グランプリには同3年生の喜屋武沙枝さんの「うれシーサー」と、同3年生の與那嶺莉凪さんの「沖縄の美ら海」が選ばれた。
 ことしで3回目のコンテストは「私の○○な沖縄」をテーマに15作品の応募があった。東急ハンズの渋谷店と、今年初参加の横浜店、沖縄げんぺいの3カ所で投票が行われた。結果を受け商品化された3点は、3店舗で販売され、好調という。
 松嶋さんの作品は、ジンベイザメを、水玉で隠し絵のように表現。受賞に「まさかと驚いた。イラストを描くのが好きで、デザインに生かしたい」と話した。
 喜屋武さんは、足形の中にシーサーや花を描いた。「描いたデザインが実際商品となり、不思議な感覚で本当にうれしかった」と感想。與那嶺さんは、沖縄の海をテーマに多様な生態系を描いた。「学生として勉強になり、自信にもつながった」と話した。
 担当した芸大の笹原浩造准教授は「3作品とも沖縄の魅力が強く表現された。一言メッセージも添えられたことも良く、他の作品もそれぞれ味わいがあった」と話した。山城代表は「商品化という実務経験を生かし、今後も学生と一緒になって沖縄の島ぞうりブランドをつくりたい」と話した。