観光基金で海外派遣 かりゆしホテル、琉大生31人研修


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かりゆしの観光人材基金でハワイとシンガポールで研修する琉大の学生(左)ら=6日、那覇市泉崎のかりゆし本社

 ホテル経営のかりゆしの観光人材基金で海外研修に向かう琉球大学観光産業科学部の学生らが6日、那覇市泉崎のかりゆし本社に當山智士社長を訪れ、抱負を述べた。同基金による学生派遣は3年目で、これまでのハワイに加え、ことしは初めてシンガポールも研修先に加えた。 今秋には研修を踏まえ観光商品の提案など成果を報告する。

 ハワイは8月後半から18人、シンガポールは9月中旬に13人の合計31人が派遣される。シンガポールに行く3年の平良春華さんは「現地で学べる貴重な機会。IR(統合リゾート)やMICE(企業の報奨旅行など)、どう沖縄に生かせるか学びたい」と話した。
 かりゆしの當山社長は「皆さんに観光商品をつくってもらい、われわれやエージェント(旅行代理店)を巻き込んでリアルなツーリズムを来年からでも実践したい」と述べ、学生の発案から実際の観光商品づくりに発展させたい考えを示した。