台風11号 大東島地方で家屋、農作物に被害


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 【北大東・南大東】台風11号の影響で、大東島地方では8日昼過ぎまで暴風が続く見込み。大東島地方は7日午前6時ごろから暴風域に入り、約29時間以上にわたって暴風にさらされ、家屋や農作物に被害が出ている。

 8日午前11時現在までに、北大東村で強風により家屋の屋根の一部がはがれる被害が4件発生した。南大東村でも家屋や車庫の屋根の一部が吹き飛ばされる被害が5件確認された。両村とも人的被害はない。
 同午前11時現在、北大東村保健福祉センターに5人、南大東村は村高齢者生活福祉センターに7人、南区集会所に5人が自主避難を続けている。北大東で約100世帯、南大東で約300世帯が停電している。
 南大東村役場の職員は「サトウキビが強風でなぎ倒されている。農作物の被害はかなり大きいと思う」と懸念した。
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