メタボツアー来月販売 健康管理や運動法指導


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 ホテル経営などを手掛ける医療法人のタピックグループ(沖縄市、宮里好一代表)は医療観光の一環として、9月から健康改善合宿「メタボリックツアー」を販売する。傘下のユインチホテル南城(南城市)で2泊3日滞在し、専門医から健康管理法を学ぶほか、身近な場所でできる運動を指導する。

 メタボリックツアーは個人向けの「健康純化プラン」(健康改善体験学習)と企業向けの「メタボ改善学習プラン」の2プラン。価格は1日平均2万8千円で、企業・団体割引もある。企業・団体の参加者数は1回当たり最大20~30人。
 両プランの基本学習内容は同じだが、宿泊期間中のメニューは栄養士が利用者の健康状態に応じて作成する。アレルギーを持つ参加者にも対応する。また、料理は季節によって変更できるオプションを検討している。
 ツアー1日目は血圧のコントロールなど専門医の講義を受け、採血する。2日目は運動療法士の指導で脂肪燃焼運動を実践する。最終日は再び採血。診断結果とアドバイスは後日郵送される。
 ユインチホテル南城の久山志信総支配人は「これまでの医療観光は人間ドックなどに限られる。身近な医療として生活習慣病を防ぐメタボリックツアーを促進していきたい」と話した。

メタボリックモニターツアーでヨガをする参加者ら=7月15日、南城市(ユインチホテル南城提供)
メタボリックモニターツアーで血圧を測る参加者ら=7月14日、南城市(ユインチホテル南城提供)