台風11号上陸、さらに北上 三重に特別警報続く


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台風11号の影響で、県道を走る車の脇に打ち寄せる大波=9日午後、和歌山県串本町

 台風11号は10日午前、高知県安芸市付近に上陸して四国を通過し、さらに兵庫県赤穂市付近に再上陸して北上した。勢力をやや弱めながら午後に日本海へ抜ける見通し。三重県は大雨の特別警報が続き、高知県では降り始めからの雨量が千ミリを超えた地点も出た。
 大雨や強風は関東甲信や東海にも広がり、気象庁は、土砂災害や河川の増水や氾濫、浸水などへの厳重な警戒を呼び掛けた。住民への避難指示や避難勧告も相次いだ。
 被害は10日も続き、高松市で川に浮いている女性が見つかり死亡を確認。9日に岐阜県各務原市の川で流され、意識不明となった男性も死亡した。
(共同通信)