平良氏の功績紹介 出身地・今帰仁でシンポ


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平良新助氏について語る仲原弘哲館長=7月26日、今帰仁村コミュニティーセンター

 【今帰仁】今帰仁村越地区出身で、ヒヤミカチ節の作詞者として知られる北米移民の開拓者、平良新助を語るシンポジウム(平良新助顕彰碑期成会主催)が7月26日、村コミュニティーセンターで開かれた。

 初めに謝名、越地婦人会がヒヤミカチ節の曲に合わせて踊りを披露した。
 シンポジウムで、村歴史文化センターの仲原弘哲館長が、平良氏の半生を大型スクリーンを使い解説した。仲原館長は「平良氏は多彩な才能の持ち主で、93歳まで作詞していた。戦後、県や村が誇るべき偉大な人」と氏の功績を紹介した。
 会場では、平良氏の遺品や、今帰仁中学校美術部が制作した平良新助物語の紙芝居が展示された。また、金武町の嘉数義光さんが海外移民の先駆者、当山久三氏の講話も行った。
(新城孝博通信員)