沖国大ヘリ墜落きょう10年 変わらぬ危険性


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 【宜野湾】2004年8月13日に米海兵隊のCH53D大型輸送ヘリコプターが宜野湾市の沖縄国際大学に墜落した事故から、13日で10年を迎えた。

 事故により米軍普天間飛行場の早期閉鎖、返還を求める県内世論が一層高まったが、10年がたった今も、頭上を米軍機が飛ぶ普天間の状況は変わらない。事故が突き付けた危険性は置き去りにされたままとなっている。
 事故の記憶を風化させず継承していこうと、現場周辺地域では写真展や学生によるシンポジウムが開かれるなど、世代を超えた取り組みも続いている。
 13日午後2時からは、墜落現場のモニュメント前で大学主催の「普天間基地から沖縄を考える集い」が開かれる。