西普天間地区で文化財調査開始 9月末までに終了予定


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 【宜野湾】来年3月に返還が予定されるキャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区(約51ヘクタール)で15日、試掘を伴う文化財調査が始まった。試掘調査は初めてで、本年度は約8ヘクタール計90カ所で調査を進める。調査が順調に進めば9月末までに終了する予定で10月末にも調査結果をまとめる方針だ。

 調査は市教育委員会が実施する。測量による試掘位置を確定させたあと、磁気探査で地下埋設物などの有無を確認する。埋設物などが確認されなければ重機による掘削で地層や出土物を調査する。
 調査終了後は、土壌を埋め戻す原状回復措置を図るという。