コカ・コーラ環境教育賞、八重山農林が優秀賞 土壌流出防止を研究


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 【石垣】八重山農林高校の環境工学部は9日に北海道栗山町で開催された「第21回コカ・コーラ環境教育賞」(公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団主催)の最優秀賞を決める最終選考会に参加し、優秀賞を受賞した。同部を代表し参加した生徒2人が13日、八重山教育事務所を訪れ、発表内容や表彰式などを報告した。

 大会は全国から105団体の応募があり、同部は「次世代支援部門」の優秀賞5団体に選ばれた。
 同部は7人が所属し、部員らは3月から石垣島で赤土が流出している場所の水質調査や赤土の堆積調査などを実施する一方で、イネ科のベチバーや竹炭などを使い土壌流出を防ぐ研究に取り組んでいる。最終選考会では同校アグリフード科2年の與那城礼さん(16)とライフスキル科2年の知花萌香さん(16)が活動内容を発表した。
 與那城さんは「レベルの高い大会で優秀賞に選ばれ、とてもうれしい。発表は活動成果が全部出せたと思う」と話した。
 知花さんは「参加者は環境に対する意識がとても高かった。私たちも赤土防止の重要性を地域の人に知ってもらえるようプロジェクトに取り組んでいきたい」と意気込んだ。