【ハワイ】勇壮なエイサー 地元団体も披露 ドラム・フェスティバル


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エイサー・ドラム・フェスティバルのフィナーレ

 エイサー・ドラム・フェスティバルが5月17日、行われた。大会はことしで4回目。会場となったカピオラニ・コミュニティ・カレッジの中庭は夜、ピクニックスタイルでエイサーを楽しむ地元の人々で埋まった。

 フェスティバルでは、ハワイのエイサーグループ、ヤング・オキナワンズ・オブ・ハワイとチナグ・エイサーの他に獅子舞グループのハワイ・オキナワ・クリエイティブ・アーツ、ハワイ大学で韓国太鼓舞踊を保存継承するハラ・フーン・ダンススタジオ、世界エイサー大会で昨年2位となった糸満市の古武道太鼓集団「風之舞(かじまぁい)」が勇壮なパフォーマンスを披露した。フィナーレは全ての出演団体合同による「しんかぬちゃー」の演舞で飾られた。
 大会をプロデュースしているのは、シャリ・タマシロさん。糸満市人会に属するハワイ県系3世だ。沖縄県外で行われるエイサーに特化した唯一のイベントであるこのフェスティバルを生み育ててきた功績で、今回のゲスト平田太一氏から「世界エイサー大使」に任命された。海外在住者の女性で初めての任命となり、9月13、15の両日に沖縄で行われる世界エイサー大会の審査員を務めることになる。
 風之舞のヤングリーダー、大城祐貴君は「みんな協力して一つの舞台を作り上げる積極性がすごい」とコメントした。
(矢部久美子通信員)