農業体験で出会いを はるさー婚活始まる JAおきなわ


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2011年に名護市で模擬実施された農業体験型出会い事業「はるこん」

 JAおきなわ(那覇市、砂川博紀理事長)は、青壮年部活動の強化や発展を目指し、農業体験型出会い事業「はるこん」を始めた。農作物の植え付けから収穫までを体験する中で、農作物の成長とともに交流を深める。

沖縄市にある畑で毎週日曜日、名護市では月1度、開催する。
 「はるこん」とは「畑人(はるさー)の婚活」の略。JAおきなわ美里支店の青壮年部が2011年に始めた。このイベントで1組の夫婦が生まれたのをきっかけに、JAおきなわは正式に担当者を設け、組合を挙げて農業体験型出会い事業を支援する方針を決めた。
 第1回のはるこんが17日、名護市で開かれ、男性7人と女性5人が参加した。参加者は、土作り講義の受講や、カラシナやレッドレタスなどの種まきを体験した。2週間後には、発芽した苗を生育環境の整った畑へ移し替える作業で再び交流を深める予定だ。
 参加人数は男女各15人までで3日前までに予約が必要。JAおきなわの青壮年部やJAグループ沖縄などの25~40歳程度の男性と、県内外の20歳以上の女性が対象となる。
 砂川理事長は「農業者が地域に根付いた活動をするために、パートナーは欠かせない。PR活動を積極的にしたい」と話した。問い合わせは青壮年部事務局(電話)098(831)5157まで。