シュワブ前に100人集結 辺野古「ボーリングやめろ」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ボーリング調査の中止を訴え基地に向けて抗議のシュプレヒコールを上げる市民ら=20日午前11時35分、名護市のキャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】名護市の米軍キャンプ・シュワブ前では20日午前8時ごろから、新基地建設に反対する市民が座り込みを始め、沖縄防衛局が海上で進めているボーリング調査の中止を訴えている。本島南部から足を運んだ家族連れや県外から支援に訪れた人たちなど座り込み参加者の幅も広がっており、午前11時までに100人近い人数が集まっている。石材を載せたトラックが頻繁に基地内に出入りする中、市民らは「ボーリングをやめろ」「埋め立て反対」とシュプレヒコールを上げた。

 海上では午前9時ごろから、市民らのカヌー17艇が工事区域を示す浮具(フロート)に沿って平島、長島方面にこぎ出し、海上からボーリング調査に抗議している。海上保安庁のゴムボートが周辺で警戒している。海底の掘削作業では辺野古崎付近のスパット台船に作業員が上って作業をしているのが確認された。【琉球新報電子版】