米司法長官、射殺遺族と面会 大陪審、警察官の審理開始


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大陪審の会場とされる施設前で、セントルイス郡検察の捜査に抗議する黒人住民ら=20日、米ミズーリ州セントルイス近郊(共同)

 【ファーガソン共同】米ミズーリ州セントルイス近郊ファーガソンの白人警察官による黒人青年射殺事件で、ホルダー司法長官が20日、現地に入った。被害者のマイケル・ブラウンさん(18)の遺族や地元黒人社会の有力者らと面会したほか、連邦捜査局(FBI)の捜査員から捜査状況を確認した。
 一方、ブラウンさんを射殺した警察官ダレン・ウィルソン氏を起訴するか否かを判断する大陪審の実質審理が20日始まった。大陪審に証拠を提示するセントルイス郡検察の中立性に不信感を抱く黒人住民ら数十人が同日、検察や大陪審の会場が入る施設前に集まり、検察の捜査に抗議した。
(共同通信)