辺野古の集会参加者ら、カヌー隊を激励 


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「新基地反対」のプラカードを掲げ、カヌー隊を激励する市民ら=23日午前10時すぎ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖に計画されている新基地建設で23日午前、シュワブゲート前で集会を行っている住民らが辺野古漁港隣の浜に駆け付け、海上行動に出発するカヌー隊を激励した。

 カヌー隊はこの日午前10時ごろ、18艇が一斉に沖に向かった。浜には約70人が集結。カヌー隊の背中を押すように「頑張れ。県民がついているぞ」などとした上で、プラカードを持ち「海上保安庁はカヌー隊の邪魔を許さないぞ。離れろ」「けが人が出たんだぞ」「航行を妨害するな」「県民への無謀な暴力は許さないぞ」なとどシュプレヒコールを上げ行進した。
 カヌー隊は浮具(フロート)沿いに平島方面に向かった。海保はゴムボート8艇と小型船数隻で警戒に当たっている。
 一方、午前9時に始まったゲート前集会で沖縄平和運動センターの山城博治議長は「今日午後の(2千人規模の)大行進で県民全体の反対運動をつくり出す。皆さんの根強い運動が今日の集会を生み出したと」と力を込めた。
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