18世紀琉球地図公開 新報新聞博物館


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琉球新報新聞博物館で一般公開された「琉球国之図」=那覇市天久の琉球新報新聞博物館

 首里王府が1796年に編集した「琉球国之図」が20日から琉球新報の新聞博物館(那覇市天久)で一般公開されている。

 「琉球国之図」は伊能忠敬が日本地図の測量を開始する4年前に完成していた琉球の地図で、今と同じ地名が数多く描かれている。大きさは縦4メートル横2メートルと畳4枚分ほどあり、このほど尚財団から寄贈された。
 20日、新聞博物館に見学に来ていた仲原英世さん(57)=沖縄市=は「当時も今も変わらない地名が多くあるが、米軍基地となっている地域は知らない地名がある。興味深いですね」と話していた。新聞博物館の開館時間は午前10時~午後5時、日曜祝祭日は休み。入館無料。問い合わせは(電話)098(865)5311