自作ロボ、思い通りに 恩納・OISTで科学教室


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プログラミングを行い、ロボットを組み立てる小学生=22日、恩納村ふれあい体験学習センター

 【恩納】「第5回恩納村・OISTこどもかがく教室2014」が18~22日の5日間、恩納村のふれあい体験学習センターなどで開かれた。村内在住の小中学生を中心に約100人が参加した。子どもたちは、不思議な現象に目を輝かせながら科学について学んだ。

 教室は沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究スタッフと村内の小中学校の教員が連携して講師を務めた。4~6歳児の幼児から小中学生までの6クラスで、それぞれ水や陸の生き物や、色や音などについて学んだ。
 小学5、6年生のクラスでは、最初の講座で筋肉や脳の反射について解説を受けた後、コンピューターによるプログラミングを学び、最終日の22日に、反射で動くロボットの組み立て作業に入った。同日はロボットにボールを蹴る動作をさせるため、超音波やセンサーの位置を動かしたり、プログラミングを組み替えたりした。ロボットがプログラミング通りにボールを蹴ると、子どもたちは歓声を上げた。
 恩納村立山田小5年の久場琴史さん(10)は「超音波をどこに設置するかが難しかった。高専に入って勉強したい」と話した。沖縄市立美東小6年の小泉創世君(11)は、この日が2日目の参加。「プログラミングを勉強して車のデザイナーになりたい」と話した。