政治

普天間代替、週明けから事前調査

 米軍普天間飛行場移設先の環境現況調査(事前調査)で那覇防衛施設局は、22日に参院沖縄選挙区・補欠選挙が終わるのを待って、週明け早々にも海域調査に着手する。海域使用についての県の同意を得る前の段階から、ダイバーによるサンゴの目視調査など海に直接手を付けない作業に取り掛かる。

施設局は反対派の阻止行動に対処するための警備について県警と調整している。
 事前調査に向け施設局が3月末に県へ申請した海域使用の協議について県土木建築部は20日までに、意見照会していた庁内各課すべてから回答を得た。23日以降に沖縄総合事務局財務部との協議を経て、施設局の海域使用に同意する。
 県関係者によると、施設局は申請から1カ月が経過する26日にも県の同意を得たい意向を伝えている。施設局は県の同意を得た後で、カメラなど調査機器を設置し、サンゴの産卵時期となる6月初めの調査に備える意向だ。
 事前調査の具体的な内容は、阻止行動を警戒し明らかにされていない。分かっている範囲では、サンゴ調査に使用する着床板の設置、ジュゴンやウミガメなど大型の海生生物の動向を調べるためのカメラやパッシブソナー(音波探知機)の設置を予定。普天間飛行場移設をめぐって県は、事前調査については「手続きとして拒否できない」として施設局の申請に同意する方向だ。(滝本匠)