辺野古移設「ほぼ100点」 知事、安全性高く評価


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 県議会9月定例会は29日、一般質問が始まり、野党会派の7人が質問した。仲井真弘多知事は米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画について「(面積が)4割くらいになり、騒音も民家から離れるなどいろいろなメリットがあり、むしろ安全だ。今の普天間飛行場に比べれば、もうほぼ百点に近い安全な構想だと私は思う」と述べ、高く評価した。奥平一夫氏(県民ネット)への答弁。

 11月の知事選の公約については「普天間飛行場の一日も早い危険性除去を断固実現するというのは、次の公約にも入るべき大きな目標だ。辺野古移設と書くかはまだまとめていない」と説明した。大城一馬氏(社大)、赤嶺昇氏(県民ネット)への答弁。
 普天間の5年以内の運用停止の実現性について仲井真知事は「確約をもらうという性格のものではない。首相はほぼ確約に近いことを言っており、強いて言えばあれがそうだ」と強調した。赤嶺氏への答弁。
 国と県が支援する琉球エアーコミューター(RAC)の機材更新について、謝花喜一郎企画部長は「特別仕様機の導入で座席数が39席から50席、貨物室が2・5倍になり、与那国町の旅客需要やカジキなどの貨物需要に対応できる」と説明した。
 波照間便の運航費補助については「県と竹富町の負担割合は折半が基本だが、搭乗率が上昇すれば町の負担が減る策を検討している」と述べた。高嶺善伸氏(社民護憲)への答弁。
 そのほか新田宜明、新里米吉、仲宗根悟の各氏(以上社民護憲)が登壇した。