市民ら100人が抗議「海を壊すな」 辺野古


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普天間飛行場の辺野古移設に反対するため、座り込みに参加する市民ら=30日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では30日午前、普天間飛行場の辺野古移設に反対する市民ら約100人が座り込みを行っている。午前11時10分すぎからは「海を壊すな」「軍事基地いらない」などシュプレヒコールを上げた。

 「キャサリン博士を迎える実行委員会」の伊波義安代表は世界各地のサンゴ礁を研究し、今月、ゲート前などを訪れた海洋学者のキャサリン・ミュージックさん(66)について語った。「キャサリンさんは『大浦湾の海にボーリング調査で穴を開けることは自分の体に穴を開けることと同じぐらい苦しい』と言っていた。彼女の思いに負けないように、われわれも頑張っていこう」とあいさつした。
 その後も、県内外から多くの参加者が訪れ「本土ではほとんど辺野古の問題は報道されていない」「宜野湾市に住んでいるが、代替施設を辺野古に建設するのはおかしい」などそれぞれの思いを語った。
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