TPP閣僚会合「重要な進展」 成果強調も意見隔たり


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 【シドニー共同】日米など12カ国が参加してオーストラリアのシドニーで開かれた環太平洋連携協定(TPP)交渉の閣僚会合が27日、関税などの物品市場アクセスや知的財産などのルール分野で「重要な進展」があったとする声明を発表し、閉幕した。25日からルール分野を重点的に協議し一定の成果を強調したが、目標とする年内合意に向けては難航分野を中心に意見の隔たりが残った。
 声明では、今後の閣僚会合について来月にも再開する見通しを示した。11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて開く案が浮上している首脳会合への言及はなかった。
(共同通信)