児相のパワハラが通報放置要因か 佐世保の高1女子殺害


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報道陣の取材に応じる、佐世保こども・女性・障害者支援センターの宮崎慶太所長(左)ら=27日午前、長崎県佐世保市

 長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件で、逮捕された少女(16)を事件前に診察した精神科医からの通報を放置した県の佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)の宮崎慶太所長は27日、報道陣の取材に応じ、50代男性幹部のパワハラが職場の連携不足を招き通報放置の要因となった、との指摘が一部職員から出ていると明らかにした。
 男性幹部は部下へのパワハラを繰り返したとして、9月下旬に県が厳重注意処分にしたほか、精神科医からの通報を受けた職員に「(病院は)また丸投げをするのか。放っておけ」と発言したことが判明している。
(共同通信)