県産高級紅茶「名月」 限定100箱1万円


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11月1日から発売する沖縄産高級銘茶「名月」をPRする上地直美代表(右)=27日、沖縄市大里

 県産紅茶を販売する「美(ちゅ)ら花(ばな)」(沖縄市、上地直美代表)は、栽培農家と連携し、11月1日の「紅茶の日」に合わせ、県産高級紅茶「名月」を100個、限定販売する。

5月に採れる春摘み紅茶の新芽と2枚葉だけを使用し、半年間暗室で熟成させた。贈答品用としてブランド化を図る。
 名月の原料には、無農薬栽培した県産茶葉「べにふうき」を100%使用。茎の先端にある芽と2枚目の若葉、芯だけを摘む「一芯二葉」収穫をしている。半年間、暗室で熟成させることで、深みのある芳醇(ほうじゅん)で、程よい渋味が口の中に残る。
 パッケージ開発にもこだわった。高級感を持たせるため、県外へ木箱を発注したほか、金色の包装を採用。美ら花の上地代表は「希少価値の高い紅茶を販売し、県産紅茶のブランド化を農家と一緒に図りたい」と話した。
 「名月」は1箱1万円(税抜き)で先行予約を受け付けている。27日時点で既に20人の予約がある。問い合わせは「美ら花」(電話)098(934)5200。