エボラ熱死者5千人超 WHO高官が会見


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29日、ジュネーブで記者会見する世界保健機関のエイルワード事務局長補(AP=共同)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のエイルワード事務局長補は29日、ジュネーブでの記者会見で、西アフリカを中心に流行するエボラ出血熱の死者(疑い例を含む)が5千人を超えたとみられると明らかにした。約1カ月半で倍増、流行はなお拡大している。死者を含む感染者数は1万3703人に達した。
 WHOは同日中にも最新の集計を発表する予定。25日に発表した23日時点の感染者数は計8カ国の1万141人だった。わずか数日で3千人以上増えた計算になる。ただエイルワード氏は、感染が最も深刻なリベリアで、感染拡大のペースが減速しているとも述べた。
(共同通信)